不登校の子どもへの接し方

学校へ行かれない子どもへの接し方で悩んでいませんか?

どう声をかければいいのかわからない…

学校へ行かない理由を話してくれない…

日中は寝ているかゲームばかり…

聞き方に気をつけながらも、「どうして学校に行かないの?」と聞いてしまう。

返ってくるのは「よくわからない」といった一言。

学校へ行かない、または行けない理由は一人ひとり違います。

また、必ずしもそこにはっきりと理由があるとも限りません。

本人もどうして自分は学校に行かれないのかわからなくて、一人でモヤモヤしたり、悩んでいることも少なくありません。

家での子どもの行動を見ていると、そんなふうには見えないこともあるかもしれませんが、そう見えないだけで、実は子どもの心の中は不安でいっぱいであることが多いです。

まずは心の安全を伝えていきましょう

なぜなら人間は、本能的な欲求(生理的欲求)や、身に危険を感じない安全欲求が満たされてこそ、活動のエネルギーが湧いてくるものなんですね。

アメリカの心理学者 アブラハム・ハロルド・マズローが提唱した、マズローの欲求階層説(欲求のピラミッド)を見るととてもわかりやすいんです。

大人も、高熱で寝込んでいるときに、仕事のことなんて考えられません。

自然災害が起きて身の安全が最優先のときに、自分の夢なんて考えられません。

健康で、身の危険を感じることがないから日々のルーティーンをこなせるし、

「次は何をしよう?」とか、

「将来はこうなりたいな」とか、

そんなことを考えられるんですね。

マズローさん、わかりやすい表をありがとう✨

欲求のピラミッドは下から上へと満たされていく

学校へ行かれなくなっている子どもたちは、人間が本能として持っている欲求の段階の下位層が満たされていないことが多いです。

心と体は常に繋がっているので、心の不安から体に症状が出ているのかもしれません。

体の不調が心に不安をもたらしているかもしれません。

集団行動を求められる学校という場では安心して過ごせない理由が見つかると思います。

だから、心と体の安全が守られて、安心できる場をつくること。

これが何よりも大切ですね😊